APD【医療用電源】低騒音CPAP装置向け電源ソリューション

【医療機器用スイッチング電源】低騒音 CPAP 装置向け電源ソリューション

医療が発展にするにつれ、ますます多くの人々が自身の健康、例えば睡眠時に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」について関心を寄せています。毎晩就寝中に無呼吸の症状が出ていると、初期段階では昼間に強い眠気を呈するようになり、さらに長期に及ぶと高血圧、夜尿症、不整脈などの慢性疾患を引き起こす恐れがあります。これらの症状の改善には CPAP  (Continuous positive airway pressure) 装置(睡眠時無呼吸治療用装置)が最も効果を発揮します。

しかし、CPAP装置はいびきの問題を解決する一方で、装置本体から出る騒音がユーザーの睡眠の質に影響を与えてしまうという問題も抱えています。CPAP装置の騒音の原因は主に以下の4つが挙げられます。

  • タービンから発生する騒音
  • チューブから送られる加圧気流がマスク内部を伝わる音
  • チューブから伝わる装置の運転音
  • 電源部から発生する騒音

タービンから発生する騒音

CPAP装置には送風モーターが内蔵されており、騒音の大半はこのモーター音に由来するものです。このタービンモーターの騒音は現在、CPAP装置の改良におけるボトルネックになっています。CPAP装置の主要メーカーであるレスメドとフィリップス・レスピロニクスはそれぞれ自社のコア技術であるタービン技術によってこの問題を解決していますが、ほかの多くのメーカーではドイツ製のモーターを採用することにより騒音の低減を図っています。

マスク内の気流音:

マスクも騒音発生源の中でカギとなるパーツです。マスクに関連する騒音は主に二つあります。

  • マスク内に送られてくる気流による摩擦音
  • 呼気が通気孔から排出される音

マスク内の摩擦音はマスクの設計により解決できます。チューブから送られてくる加圧気流を直接鼻の先端部分に当て、鼻の形に沿ってマスク内に素早く拡散されるようにしますが、マスク内の空間設計が適切でないと、この空気の摩擦音が聞こえてしまいます。同様の原理で、呼気時に吐き出された二酸化炭素も素早くマスク外へ排出されるべきですが、このときマスクの通気孔の数やサイズ、配置によって騒音が発生します。

チューブの騒音:

気流にともなう騒音は物を通して人の体に伝わってくるものと、空気を通してより速くダイレクトに伝わるものがありますチューブから伝わる運転音は主にチューブの製造プロセスと静音加工により改善できます。トップブランドの製品では総じてチューブの騒音をいかに低減するかが大変重視されています。

電源部が発する騒音:

上記以外では、信頼のおける高品質かつ低騒音の電源を使用することが非常に重要です。電源装置にはインダクタやトランス、セラミックコンデンサなどの受動部品が内蔵されており、通常これらの部品が回路内の可聴周波信号によって振動して、音が発生します。

騒音のレベル

0~20dB20~30dB30~40dB40~60dB
非常に静か静かやや音を感じる普通
ほとんど感じないそよ風がカーテンを揺らすレベルささやき声レベル室内での会話レベル

*60dBを超すと不快に感じる

 

APDがお客様に最適な低騒音の高品質医療用電源ソリューションを提案いたします

電源回路の調整不足やトランスの品質不良があると、どちらも人の耳には騒音として届きます。APDのスイッチング電源はこれまでCPAP装置の主要メーカーと提携し、騒音について厳格なコ

ントロールと計測テストを実施してきたため、装置全体の騒音を効果的に抑えることに成功しています。APDが研究開発した80WのCPAP装置向け電源は20dB以下の低騒音要求に適合し、ユーザーにより快適な睡眠環境を提供します。

また、APDは厳格で信頼性の高い品質検証システムと本格設備の無響室を備え、量産後の品質を保証します。