グリーン設計とマネジメント

将来において製品が地球および人類の生存環境に与えるダメージを減らすために、APD グループは設計段階から製品が環境に与える影響を想定しています。この目標を達成するために APD グループの設計規準には有害物質の管理・リサイクル設計・分解性および低消費電力設計が含まれています。 そこで APD グループは RoHS 指令 (特定有害物質の使用制限) や REACH (Registration, Evaluation, and Authorization of Chemicals; 登録、評価および化学物質の許可)、その他の有害物質使用制限に関する国際規格に基いて内部規準を制定し、その規準を製品サプライチェーンに積極的に伝えることで部材への有害物質添加を回避しています。また、WEEE 指令・ERP・エネルギースターなどの国際基準および自主基準に準拠して、製品面での様々なグリーンデザイン技術開発にも積極的に取り組み、製品による環境へのダメージを効果的に低減することを目指しています。

このグリーンサプライチェーンマネジメントを実現するために、APD グループは企業内の環境マネジメントや関連教育・訓練を心がけているほか、サプライヤー管理にも関心を向け、サプライヤーに対し環境や社会的責任を担うよう働きかけています。 そのため、APD グループはグリーン認定規準や要求を確立することでサプライヤーに対し一定の制約を課し、製品のライフサイクルにおけるグリーンレベルを高め、生産経営プロセスにおいて確実に企業の社会的責任を果たしてまいりました。

2010年には「GPM LIGHT(グリーンサプライチェーンマネジメントシステム)」を導入し、APD グループとサプライチェーンマネジメントシステムとの間の標準的なグリーン管理プロセスを確立し、グリーン製品情報の掌握をしています。 また、GPM LIGHT の確立を通じてコミュニケーションチャネルを構築し、サプライチェーンシステム間でテスト報告書や承諾書・製品成分リストを提出させ、グリーン情報をリアルタイムに共有し、同期操作を可能にすることで環境保全規格との不一致率を減らし、検査コストの削減につなげています。

日常的なマネジメントに関しては、蛍光X線分析装置 (X-ray Fluorescence Spectrometer, XRF) を使用して材料や完成品の有害物質テストを行い、各工程において有害物質の使用状況を監視することで環境保全についての企業の社会的責任を果たしています。

GREEN DESIGN AND MANAGEMENT
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